昨日、大阪で起きた交通事故の記事を読み、またかと思いました。
「ワゴン車が右折中、後部右側のスライドドアが突然開き、女児(3)が路上に転落して右後輪にひかれ、死亡した」というもの。「チャイルドロック機能がついているが、当時はロックしていなかった。後部座席には、生後6か月の長男を抱いた妻(35)と長女(4)が座っていたが、二女はチャイルドシートに座らず、立ってスライドドアの横に行き、遊んでいた」そうですから、起こるべくして起きた事故と言わざるを得ません。
ドアロック,チャイルドロック,チャイルドシートのいずれか一つだけでもキチンと使っていれば、起きなかったであろう事故です。不幸中の幸いは、第三者を巻き込まず、加害者も被害者も一家族の中で完結していることでしょう。
以前、似たような状況で、後続の車がひいてしまったという事故もありました。後続車両の運転手は(人をひいてしまったのですから)加害者となり、ひかれた子供は被害者ということになってしまいますが、本当の加害者は、子供の安全を守らなかった親であり、被害者はひいてしまった後続車両の運転手なのです。そして、単なる交通事故ではなく、未必の故意による殺人だと言いたいですね。
チャイルドシートを使わず、車中で自由に子供を遊ばせている親は少なくないようで、運転席と助手席の間に子供が立っている姿はよく見かけます。これも怖いですね。ちょっと強くブレーキを踏むだけで、フロントガラスを突き破り、チャイルドミサイルが発射されるのですから。
人間機雷や人間ミサイルで加害者にされるのはゴメンです。「子供が嫌がるから」などという馬鹿な理由で、特攻態勢を整えている“カミカゼ”ファミリーカーには、近寄らないことが賢明です。
こんな相手と事故を起こしたら、(自分たちの責任は棚に上げて)加害者と責め立てられることは間違いありませんから。
というわけで、“カミカゼ”ファミリーカーに乗っている親たちも「頭(心)の不自由な人」に認定して差し上げます。
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