今夜、岩手県奥州市水沢区の妙見山黒石寺で「黒石寺蘇民祭」が行われるそうです。
この祭りに興味を持ったのは、このニュースが発端でした。
市が作った観光ポスターを駅に掲示しようとしたところ、JR東日本が「(胸毛の男性の写真が大写しされた)ポスターは客に不快感を与えるかもしれないと断った」という記事です。
テレビや新聞も取り上げるほどの話題となったことから、全国に認知されたのは皮肉だと思いますが、結果オーライでよかったなと思っていたら、今度は警察が介入してきたというニュースが目に付きました。
記事によれば、「祭りの山場で、下帯姿の男らが奪い合う蘇民袋を小刀で切り裂く役が全裸となるのが公然わいせつに該当する」として、岩手県水沢署から「警察として措置する」と警告されたのだとか。
荒川文則副署長は「『神事だから黙認』と思われていたかもしれないが、法律に抵触する行為があればしかるべく措置するスタンスは不変。昨年までも現場で警告制止してきた」と語ったそうですが、岩手県警や水沢署は創立以来職務怠慢だったことになるのではないでしょうか?
なにしろ、この祭りは一千年も続いているんですよね。報道によれば、今でこそ「祭事外で全裸にならない」「一般参加者は下帯を付ける」と自主規制しているようですが、ほんの数年前までは参加者全員が裸だったそうですから、その当時に全員逮捕していなければなりませんよね。地元の祭りですから、「知らなかった」といういいわけは通じません。
おそらくは、(全国的な)話題になったので、(自分たちが責められないよう)杓子定規に法律を適用しようとする、下衆な考えなんでしょうね。
「蘇民祭」に限らず、“祭り”なんてものは、その開催日時も内容も事前にわかっている訳ですし、“わいせつ”と感じる人たちは、見に来なければいいんです。不快に感じる人やわいせつと感じる人たちがいるから駄目だというのなら、イスラム教徒たちのことも考える必要がありますね。「女性は全身黒い布で隠さなければ“わいせつ”」として取り締まるべきでしょう。
そこまで言わなくても、半ケツやヘソ出しで歩く若者たちも取り締まるべきですね。
あまりにも低レベルな警察は嫌われますよ>岩手県警察水沢署の人たち
あなた方を「頭(心)の障害者」として認定させていただきます。
[いいですね] マスコミ報道によれば、「
黒石寺蘇民祭
」は無事に終了したようですね。
クライマックスの全裸男性が登場する直前に照明を消すことで、「公然わいせつ」にならないよう工夫したとか。
しかし、テレビを見ると、マスコミのフラッシュが焚かれたことで、見えた人もいるんじゃないでしょうか?(苦笑)
まぁ、こんなことに目くじら立てる方が変なのですけどね。
投稿情報: はつかり | 2008/02/14 17:23