SNSの代表的なサービスとして有名なミクシィが上場(東証マザーズ)し、公開価格の2倍強の買い気配で終わるほどの人気株となった一方で、パソコン通信時代には一世を風靡したニフティの上場(東証二部)は、公開価格を下回る結果に終わったそうだ。
特定のメンバーが集うコミュニケーションという意味では、(インターネット世代の)ミクシィが勝ち組で、(パソコン通信世代の)ニフティが負け組、つまり世代交代が露呈したとと語る人も少なくない。
だが、私の目にはmixiがそんなに素晴らしいとは思えない。SNS自体は(上手に使えば)信頼性の高いコミュニケーションができるという意見は否定しないが、完全招待制という姿勢に少し引っかかりがある。誰とも繋がりを持たない人はコミュニティに参加できないし、ログインしない限りROM(ReadOnlyMember)さえ許さないのでは、せっかくのインターネットが生かし切れないのではないだろうか。せめて、mixi自体の入会ぐらいオープンでいいじゃないかと思うのは私だけではないと思う。
だが、参加もしないでいろいろと語るわけにはいかないし、知人を頼って招待して貰うことにした。
mixiは誰かに招待して貰うことで、繋がりのなかった人たちの日記やコミュニティにも簡単に参加できるようになるということで、いろいろと覗いてみたのだが、近寄りがたい危ない雰囲気の人物やコミュニティも少なくないことに驚いた。(それどころか、公序良俗に反するとしか思えないコミュニティや日記も堂々と存在するのに驚かされた。こんなコミュニティに実名の足跡は残せませんよね) SNSの敷居の高さが、信頼や安心に繋がると聞いていただけに、失望感も大きかった。
そういえば、こんな記事を見つけた。
そりゃそうだ。マイミクを増やせば増やすほど、オープンコミュニティに近づくわけで、それなら最初からオープンブログで日記を書けばいいことになる。SNSはコミュニティを制限することでより(本音を語り合うような)親密なコミュニケーションが図れる点が利点のはず。
特定のメンバーにだけ公開したい情報ならSNSでもいいが、誰にでも公開できる情報ならオープンブログの方がいい。
しかし、その二つを別のURLで管理するのは手間も掛かるし、読む方にも使い分けさせるようでは面倒くさがられるだろう。
結局、マイミクってなにかわからない。友達と言っても、全員が同じつきあい方のわけはないし、つきあう相手ごとに交わすコミュニケーションは違うはず。それなのにマイミクという一つのカテゴリーにまとめるのは乱暴なんじゃないかな?
それなら、VOXのように一つのブログで読者を切り分ける仕組みの方が親切だと思う。私がVOXでブログを始めたのは、この問題を解決できる可能性を感じたからだ。もっとも、まだ区分が不十分だとは感じているが、とりあえず粗っぽく分類することで使い分けは実現できる。
う~ん、mixiとニフティを比較して、コミュニティを考えてみようと思い、書き始めたものの、結局はVOXのような緩い繋がりのSNSの方が使い道が広いんでしょうね。シックスアパートさん、応援していますから、上場するときは私にも株を分けてください。(笑)
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