北海道夕張市が、財政破綻により「財政再建団体」になったことは周知の事実ですね。
市は再建策として、増税と公共事業の縮小、さらに市職員の数や給与を減らすことを提示したようですが、これに対し、市職員の85%が退職を考えているそうです。(参照)
一方、住民たちも夕張市からの脱出を考える人もいるようですね。
まぁ、それぞれの個人の立場で考えれば理解できます。収入が大幅に減少し、税金が増え、サービスが低下する自治体に住み続けなければいけない義務はありませんからね。しかも住民の多くは開拓民や炭坑関係者の子孫でしょうから、先祖伝来の地というわけでもないでしょうし、いよいよ住みにくくなれば(転居すらままならない高齢者以外は)夕張から去るのも無理はないと思います。
ということは.....
今でさえ、14,000人弱という人口(住民登録者数)は、今後も確実に減り続けることでしょう。
少なくとも、(居住実態はあっても)住民票を他の自治体に移す(夕張市に土地や建物を所有していても、他市町村に自宅があればいいんですよね)だけで、(高額化する)市民税を免れることはできますからね。
つまり、夕張市の財政が改善されない限り、ゴーストタウン化することは必至でしょうね。
でも、逆に考えれば、ゴーストタウン化した夕張市には新しい魅力が生まれるのでは?
ある程度の規模を持つ企業が大勢の社員を引き連れて移住すれば、一気に企業城下町にすることができるはずですね。社長が市長、専務が市議会議長、役員が市議会の過半数を占めれば、企業にとって都合のいい条例が作れることになります。しかも、従業員=住民ですから、行政サービスと福利厚生の連携もとりやすく、効率は上がりますよね。
公害をまき散らす企業じゃ困りますが、まともな企業ならいいんじゃないのかなぁ...
そうだ、映画会社なんてどうでしょう?景観条例を作り、町並みを大規模なロケセットにしてしまうとか...
時代劇向けの町並みや海外風の町並みなどが並び、市街地でのカーチェイスが簡単に許可されるとかね。
それが実現できれば、モナコみたいな市街地グランプリも可能になるかもしれませんよ。(笑)
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