「しょうがない」発言で辞任した久間章生前防衛相は、「選挙を控えて、これ以上、閣僚にとどまることは安倍政権と与党に迷惑をかける」という主旨の説明をしていましたが、選挙前だから辞任するというのは違うんじゃありませんか?
どのような意図があったにせよ、「原爆投下を是認した」と解釈できる表現を、現役の防衛大臣という立場でしてしまう軽率さが責められているわけです。要は、大臣の資質が問われているわけなので、選挙前であろうがなかろうが、辞めるのが当然です。
話は変わって、都知事選にも立候補し、今回の参院選にも立候補を予定している黒川紀章氏ですが、自身の起こした交通事故で選挙前云々と語っているようですね。
『3日午後0時10分ごろ、東京都港区赤坂の溜池交差点で、建築家で参院選東京選挙区に立候補を予定している黒川紀章さん(73)が運転する乗用車が右折しようとしていたタクシーに追突、タクシーの乗客男性(40)が首に痛みを訴え、病院に運ばれた。警視庁赤坂署の調べでは、黒川さんの車とタクシーはそれぞれ、赤坂見附から六本木方向に右折しようと交差点に入って接触した。黒川さんは「完全に停止してい
て、タクシーとも1メートルぐらいの間隔があった。接触していないと思うが、選挙前なのでしっかり調べて客観的に判断してほしい」と話している。』(斜線部はSankeiWEBより引用)
黒川氏は、自分が追突したかどうかもわからないのでしょうか?本当に1mも離れて停止したのなら、タクシーはそのまま行ってしまうでしょう。首の痛みを訴えるほどの追突なら、車に傷もあるでしょうし、誰の目にも明らかな事故じゃないのでしょうか?
そもそも、選挙前であるかどうかなんて関係ないですよね。交通事故、それも人身事故になるわけですから、しっかり調べるのも当然ですし、客観的な判断も当たり前のことです。
それよりも、自分が追突した事実も理解できない人に政治を任せることはできませんよね。
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