まずは、この記事をお読みください。
甲子園で行われた高校野球で、三重県立宇治山田商業高校応援団が学ランでの応援を取りやめた背景についての記事です。記事によれば、「地方大会は学ランだったが、決勝戦の後に『海軍服がもとで、戦争を思いださせる』などと書かれた投書が三重県内の他の学校にあり、・・・」だそうです。
投書の真偽は判りませんが、火のないところに煙は立たぬという諺もあるとおり、どこかの誰かが言ったことには間違いないのでしょう。だいたい熱中症対策云々なら、三重県立宇治山田商業高校だけの問題ではなく、全出場校に関わる問題ですし、もっと大きな問題として高野連どころか教育界全体に提言すべきですよね。
それにしても、戦後62年が過ぎた今、なぜ「学ラン=戦争」などという話が出てくるのでしょう。私も中学、高校と6年間学ランを着ていましたが、そんなことを考えたこともなかったですね。
学ランが海軍服を元にしたというのなら、女子のセーラー服だって、文字通り水兵の制服が元になっている訳ですし、これらの制服が戦争を思い出し不快になるというのなら、高校野球の応援だけでなく、中学や高校の制服そのものに反対すべきです。
それも、戦後62年経た今ではなく、終戦直後から言い出していなければおかしいでしょう。
百歩譲って、「学ランで戦争を思い出す」のが不快だという意見があったのが事実だったとしても、戦後62年間、話題にも上らなかった、ごく少数意見にしか過ぎないわけで、そんなものに振り回されるのはおかしいんです。
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