今日の午後の出来事です。
近所に住む一人暮らしの老女が呼び鈴を鳴らしたので、なんだろうと顔を出すと、「今、消火器の点検だという人が来て、消火器を替えなきゃいけないと言われ、お金を借りてくると言ってお宅に来たの...」とおろおろしています。
実は、この老女、認知症があり、被害妄想的な部分もある方なのです。
しかし、今回の話は緊急対応する必要がありそうです。
というわけで、一緒に老女宅に向かいました。
そこにいたのは60代ぐらいの作業員風の男です。玄関先に置かれた老女宅の消火器を示し、「有効期限も切れているし、容器も錆びているから交換が必要だ」と懸命に説明します。
まぁ、どうみても消火器点検詐欺であることは間違いないのですが、少しは相手をしてみようと身分証明書の提示を求めて見たところ、写真が貼られた名刺大のカードの入ったカード入れを差し出します。
そこには、「消防~受講済み」と印刷されてはいるものの、交付した組織名もないし、氏名欄にはマジックで「イヌズカ」とカタカナ書きされているだけ、さらに貼付された写真に押された割り印は手作りの消しゴム印(?)ではないかと思えるような雑な作りのものが入っています。
カード入れには名刺も入っていたので、それを見ようとすると、それは自分のではないと言いながら慌てて取り戻されました。
「それなら、貴方の名刺が欲しい」というと、持っていないというし、「会社名は?」と尋ねても、はっきり答えません。
そこで、はっきりと「消火器点検詐欺だろう。警察に通報するぞ」というと、そそくさと逃げ出しました。(ちなみに、自転車で来ていたようで、前籠に消火器を1本だけ入れて、走っていきました)
しかし、なんでしょうねぇ。今時、こんな低レベルな詐欺もないと思うのですが....。(^^;)
一応、地元の警察署に通報だけはしておきましたが、どうせなら男の顔写真や(自称)身分証明書の写真を撮っておけばよかったですね。
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