大麻吸引問題で角界を揺るがした元相撲取りのロシア人が、「解雇無効と提訴した」そうですね。
元力士側の言い分は、過去にピストル所持の銃刀法違反で略式起訴された元横綱がけん責処分で済んだケースなどを挙げ、「解雇処分は他の不祥事と比較して厳し過ぎる。私生活の犯罪で解雇された例はなく、権利乱用に当たる」だそうです。
たしかに、「過去の不祥事と比較すると厳しすぎる処分」という点は否定できませんが、これは逆に「過去の処分が甘すぎる」だけでしょう。
とりあえず、拳銃所持事件を調べてみると、記事が見つかりました。結局、二人の横綱は不起訴処分となり、厳重注意で済んだようですが、当時の社会情勢や相撲への人気なども考慮していたことは間違いないでしょうね。
しかし、時は流れ、相次ぐ不祥事に揺れる大相撲の人気を回復するためにも、厳しい処分は当然の流れです。
報道を読み解いていくと、やはり「大麻の吸引」は事実のようですし、まして、最近は若者の間に麻薬や覚醒剤が広まっていることもあり、「大麻を吸っても、許して貰える」という意識が芽生えることは避けなければならないでしょう。(そういう意味では、ミュージシャンなどの復帰も問題があると思います)
今回、理事長が交代したことで、相撲協会の態度は変わらないでしょうが、どういう判決が出るか楽しみですね。
もし、ロシア人元力士の言い分が通って「解雇無効」となったとしても、1年程度の停職処分ぐらいは必要でしょうし、実質的に追放されることになるはずですけどね。
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