三遊亭鳳楽氏が、自ら「三遊亭圓生」襲名について語ったそうです。
それによれば、先代の三十三回忌(2011年)までに襲名したいという意向のようですね。
先代の遺族からの了承については「基本的な了解が得られている」と語っていますが、先代三遊亭圓生の直弟子で、総領弟子でもあった三遊亭圓楽氏が生前言っていた「遺族からの申し出もあり・・・」とは、少しニュアンスが違いますね。
三遊亭圓窓氏の「圓生(6) 5月2日 圓楽(5)の横暴」に書かれているような確執も残っているようなので、一朝一夕に解決できる問題ではなさそうです。
前回は、落語協会に復帰した連中がとやかく言う問題ではないのでは?というスタンスで書きましたが、直系一派とはいえ、「円楽一門会」側ももう少しスマートにやらないと駄目でしょう。
「止め名」に関わった唯一の生存者である京須偕充氏はどう考えているのでしょうね?それと、先代の遺族も表に出てこないと解決はあり得ないでしょう。
いずれにしても、「三遊亭圓生」だけに、綺麗にオチをつけて欲しいものです。
11月23日 追記
三遊亭圓丈氏の「ご乱心」という実録小説があるそうです。もっとも内容は暴露本だそうで、Wikipediaには、その後の顛末まで詳しく解説してありますね。
これを読むと、三遊亭圓楽氏自身が「三遊亭圓生」を襲名できなかった背景なども見えてきますが、圓楽氏と他の兄弟弟子との確執も根が深い問題のようですね。
ただ、今回の騒動に関しては一言も語っていないのも興味深い・・・。
結局、公の場で反論しているのは三遊亭圓窓氏だけなのでしょうか?
先代三遊亭圓生氏も三遊亭圓楽氏も落語協会を脱退したまま、この世を去っているため、落語協会が口を挟むのもおかしな話になりそうですし、京須偕充氏にしても「止め名」の関係者であっても、権利者ではありません。
というわけで、この問題はまだまだ尾を引きそうですね。
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