相撲協会は、なぜ速やかに朝青龍問題を解決できないのだろう?
サッカー問題どころではない。土俵の上や相撲部屋での素行など横綱の品格という問題でもない。
格闘技選手が一般人相手に暴力を振るったというのだ。
普通に考えて、即刻謹慎処分は当たり前で、進退についても厳しい処分が与えられて当然である。
しかし、相撲協会は未だに結論を出していない。これは一体どういうことだ。
辛口の外部委員もいる横綱審議委員会は処分の方向で動き出したようだが、結論を出すのは2月4日の理事会選挙後だと言うし、本日の若藤親方(元前頭・皇司)の引退相撲に登場し、断髪式や横綱土俵入りなども行ったそうだ。
格闘技選手の一般人への暴力は許されない。いや、格闘技選手でなくても、一般人への暴行で解雇されるスポーツ選手は少なくない。
刑事事件として立件されていないから?警察への被害相談であって被害届が出されていないから?
そんな考え方だから、国技などと呼ぶのはおこがましいというのだ。
最終処分は事実確認なども必要だろうが、少なくとも興業なのだから、疑わしきは謹慎程度は、即刻実施すべきだろう。
高砂親方(元・大関朝潮)も情けない。これまでの騒動の時も朝青龍を御しきれず、今回に至っては「マネージャーとの内輪の喧嘩」を鵜呑みにしたまま、協会に「示談も済んでいる」と口頭で報告しただけ。挙げ句の果ては、騒動の渦中にはしご酒して「俺は悪くない」と言ったとか言わないとか・・・。協会が処分を下す前に、謹慎を申しつけるぐらいのこともできないのか?
警視庁が本人への事情聴取も検討しているという報道も出る中、朝青龍は31日に国技館で行われる東関親方(元前頭・潮丸)の引退相撲にも出席する予定だというが、本人の意志に任せておいていいのだろうか?
こうなったら、朝青龍は除名か解雇、高砂親方も引責辞任ぐらいの処分でなければ、誰も納得できないと思う。
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