62回目の終戦記念日がきました。
毎年、この時期になると、閣僚の靖国参拝をマスコミが追い回すのですが、いい加減にしませんか?
中国や韓国が責めるのは、過去の断罪ではないんですよね。日本を攻撃することで現在の自国の地位を高めようとする策でしかないのですから。
そもそも、靖国は宗教と考えるべきではありません。
たしかに、名称こそ靖国神社ですが、ここに祀られているのは、日本という国、日本で暮らす人々の発展を祈りながら、戦争で命を落とした英霊たちなのです。彼らのすべてが積極的に戦争を支援していた訳ではありません。戦争に反対しながらも、やむを得ず出兵して命を落とした人もいます。
また、宗教にしても全員が神道のみを信じていた訳ではないでしょう。神道と仏教という我が国の標準的な宗教心を持っていた方は多いと思いますが、キリスト教徒もいたはずです。もしかしたら、ユダヤ教徒やイスラム教徒もいるかもしれません。
様々な宗教を信じていても、日本という国、また日本国民の生活が豊かになることを信じて、(戦争に関わって)命を落とした人たちの御霊を祀り、鎮魂を目的とした慰霊碑的な場所なのです。
戦前の大日本帝国時代は、天皇制と直結する神社とすることで、(戦争で活躍した)軍人を祀り意気高揚をはかる意味もあったと思いますが、戦後の日本国では、戦争により命を落とした人たちの魂を鎮め、二度と戦争を起こさないことを誓う慰霊碑的な意味合いの場になっていると考えるべきでしょう。
これを宗教問題にすり替え、参拝させないことは、我が国を滅ぼそうとする謀略ではないかとすら思います。
靖国に詣でて、戦争の悲惨さを感じ、原爆などの悲劇を二度と繰り返さない、他国への侵略はもちろん、(拉致や領土問題などの)他国からの侵略に対しても屈しない、強い日本国を作ることを誓い直すことが大事なのではないでしょうか。
そのためにも、総理大臣はもちろん、各党の代表、さらには天皇陛下にも、靖国参拝をしていただきたいと思う私です。
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