自転車で(禁止されている)歩道を走り、歩行者に衝突して足を骨折させるほどの大怪我を負わせておきながら、そのまま逃走していた女(67)が、重過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで書類送検されたという記事がありました。
自転車と歩行者でも交通事故であることに間違いはありません。お互いの怪我や物損なども確認しないうちに立ち去ると、ひき逃げ/当て逃げとなるのは当然でしょう。
加害者の女は、「カラオケに行くのに急いでいたので逃げた」と言っているそうですが、呆れたものです。まさに「心の障害者」ナノでしょう。安易な意識のツケは、決して小さいものではありません。
この女は書類送検されたそうですが、「被害者を放置して逃げた」という状況から考えれば不起訴処分にはならないでしょう。略式命令で済むか、公判が開かれるかはわかりませんが、起訴されれば有罪は間違いありません。
逃げていなければ、重過失障害には問われたとしても、不起訴処分で済む可能性もあったかもしれませんから、「カラオケのために逃げた」代償は大きいですね。
また、被害者は84歳の老女で左脚骨折の重傷だそうですから、下手をすると歩けなくなるかもしれません。治療費はもちろん、その後の補償もしなければなりませんが、自転車では保険にも入っていないでしょうから、大変でしょうね。
というわけで、ここからが本題です。
先日、「自転車三人乗り」問題についての意見を書きました。その中で免許の必要性もあげましたが、事故や違反に対する安易な意識を持つのは、運転免許もいらなければ、ナンバーもないことで、逃げやすいことも原因の一つという気がするんですよね。
そこで、逃げ得を防ぐためにも、公道走行する自転車には、ナンバーを付けさせたらいいのではないでしょうか?
ナンバー交付の条件として、自賠責保険への加入も義務づければ、万一の事故での補償も容易になりますよね。
一定の交通安全講習を受けた人には、自賠責保険の減額をするなどの優遇はあってもいいかもしれません。
それに、ナンバーを交付しておけば、盗難も減るかもしれませんしね。
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