以前から救急車の安易な利用が問題視されていましたが、読売新聞の記事を読んで、呆れてしまいました。
私なんか古い人間ですから、下手に移動させたら危ないとか、生命の危機とかいう話でもなければ、救急車を呼ぼうとは思いません。(実は、私の父も心筋梗塞を起こしたとき、意識もあったことから、自分自身でタクシーを呼んで自分で救急病院に行きました。幸い、すべてのタイミングがよかったため、それでも生還することができましたが、こういうときこそ,救急車を呼ぶべきです)
救急車の必要性があるかどうかの判断は(素人には)たしかに難しいですが、明らかな軽傷やタクシー代わりの利用は、あまりにも非常識でしょう。それにしても、「119番で『○月○日の○時に来てほしい』と救急車を予約しようとする」(関西地方)というのは、いくらなんでもひどすぎます。
そこで、「救急車を呼ぶために119番に電話する」まではいいとしても、行ってみたら誰の目にも明らかな不適切利用と判断できた場合は「(タクシーよりも高額な)利用料金を請求する」とか、「(救急医療に対する)威力業務妨害として刑事告発する」などの厳しい対応をすべきではないでしょうか。
前者だけでも、タクシー代わりの利用は経るでしょうし、後者まで加えれば、非常識すぎる相手にも対応できます。後者への不安がある方に対しては、「気が動転していた」など、情状酌量の余地を持たせて運用すれば、呼ぶべきかどうかの判断に対する不安は解消できるでしょう。
是非とも、真剣に考えてほしいと思うんですよね。
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