「茨城・鹿島港で釣りの3人不明 波にさらわれ転落か」
「ボート転覆5人死亡 不明の1人捜索 苫小牧」
馬鹿馬鹿しくて、本文を引用する気にもなれません。
いずれも、釣りが禁止されている区域です。とくに前者はこれまでに65人もの釣り人が命を落としているそうです。
では、なぜそのような場所に行くのか。
いずれの場所も、釣り人の間では絶好のポイントとされていたといいます。
そりゃそうでしょう。それだけ危険な場所ですから、誰もが無闇に入り込まないのですから。
魚にしてみれば安全な場所なのです。
しかし、人間には決して安全ではないから「立ち入り禁止」「釣り禁止」になっているわけで、それを無視して立ち入るのは馬鹿なのです。
誰かに注意されたところで、「他人に迷惑を掛けないのだから、文句を言うな!」などと聞く耳も持たないのでしょうね。
だから、命を落とすことになる。
苫小牧の事故でも、亡くなったか他の家族が「誰かが止めてくれていれば・・・」と言っていましたが、それで止めるぐらいの人なら最初から行きませんよ。
そう言えば、十数年前の「玄倉川水難事故」で流され、亡くなった人たちも同じようなことを言っていましたよね。
皆さん、死ぬ瞬間まで「自分だけは事故に遭わない」と信じていたのでしょうね。
哀れだなとは思いますが、あまり可哀相にという気持ちにはなれません。どうしても自業自得という言葉が頭に浮かんで消えないのです。
だから「釣り馬鹿」なんですよ。中国語で言えば「釣魚迷」なんですよ。
一言訂正しますが、
人が行かないから釣れる
訳じゃあないんです。魚の餌の豊富な場所は地形的に危険な場所が多いんです。
投稿情報: 琥珀 | 2010/01/07 08:42