朝青龍騒動や時津風部屋リンチ事件で、いっそう人気が低迷しそうな大相撲に比べると、亀田家騒動に揺れるプロボクシング界は注目を集めたことで人気が高まりそうな気配すら見せています。
亀田一家の登場以来、集客率も高まり、テレビ中継の視聴率も上がってきたようですし、今回の騒動で対戦相手の内藤大助の人気も急上昇中だとか。
亀田一家にしても、もともと品格はありませんが、その過剰なまでの自信に基づく言動に浮かれるファンも多く、バッシングされても人気が低迷することはないでしょう。
まぁ、所詮は興業格闘技ですから、こんな騒動でも注目を集めることで、集客率や視聴率を稼ぐようになれば、協会も所属ジムも興行収入を稼ぐことはできますよね。(だからこそ、所属する協栄ジムも簡単に契約解除を決めないのだと邪推しています...)
ということは、チャンピオンを防衛した内藤大助選手が一番得をしたのではないでしょうか。
聞くところによると、内藤大助選手は、チャンピオンになっても収入は少なく、アルバイトと妻のパート収入で生活しているという話でしたが、今回の騒動でテレビ出演も増えていますし、その爽やかなイメージは将来引退したあとにタレント化するにも有利に働くと思えます。
ボクシング界の亀田家騒動で得をしたと言えば、角界関係者にも居そうですね。
朝青龍問題も時津風部屋問題もワイドショーから一掃されましたから。
角界の人々にとって、ボクシング界の騒動は長引いて欲しい事件であったような気がします。
投稿情報: はつかり | 2007/11/05 21:41